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新品 :aromage-10006145 中古 :aromage-100061451 |
メーカー | 麦わら帽子 | 発売日 | 2025-05-18 | 定価 | 8,712円 | ||
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原型 | 麦わら帽子 | ||||||||
カテゴリ |
水に浸し柔らかくした麦わら真田を製帽用のミシンで縫製します。
「渦」と呼ばれる帽子の「つむじ」の部分から縫い始め、円状に重ねて縫製していきます。
時折、帽子の木型で大きさを確認しながら慎重に縫い進めます。
材料が細ければ細いほど縫製が難しくなり、熟練した職人でなければ美しい形を作ることができません。
熟練の高い技術で縫われた帽子は見た目の美しさだけでなく、かぶり心地も抜群です。
麦わら帽子は、来春に向けて秋から冬にかけて縫製します。
材料を水に滞らして柔らかくした後に縫製するため、縫いあがった麦わら帽子を天日干しします。
特に冬の寒い乾燥した時期に行われることが多いため「寒千し」と呼ばれ、
地面一面に並ぶ麦わら帽子は春日部市の「季節の風物詩」となっています。
金型を取り付けた専用の型入れ概を使い、水圧でプレスし成型します。
デザインによってはクラウンとブリム、別々の木型を組み合わせ、
1つ1つ手蒸しで成型する場合もあります。
数多くの型があれば、組み合わせ次第で様々なデザインの帽子を作ることが可能です。
型入れ後、汗止めやリボンなどの装飾を施します。
すべて手作業で行い、アクセントとなるリボンも職人が一つ一つ丁寧に縫い付けていきます。
仕上げに細かな麦わらの「ささくれ」を取り除きます。
麦わら真田には、麦わらを編んだ時に表面の皮がめくれたり、芽の部分が飛び出したりしています。
そのままかぶると、チクチクしてかぶり心地を損ないます。
かぶる人のため、これを1つ1つ手のひらで帽子をさすりながらカットしていきます。
かぶる人のためを想った職人の心づかいです。